都議会リポート

新型コロナウイルスの影響により、子供たちにとって日常のみならず学校においても我慢を伴う生活が続いていました。このような状況の中、都では多様な体験を通じて、明るく前向きな気持ちにさせる「子供を笑顔にするプロジェクト」を行います。予算総額44億円。各学校が参加しやすいよう、体験活動にかかる費用だけではなく、移動の手配に要する費用も東京都教育委員会が負担することとしています。島嶼地区においては37校中19校から参加の意向があるとのことですが、今後もより多くの学校に参加いただけるよう東京都教育委員会から引き続き町村に対して説明を行っていくとのことです。なお現在、希望内容としては、アスリートの招聘や都内での美術館、博物館見学、バーチャル海外旅行体験、校内での伝統文化体験などがあると聞いています。

さて、令和4年第二回定例会が6月15日に閉会しました。ロシアによるウクライナ侵攻や円安の進行などにより、原油価格が高騰していますが、特に漁業においては、生産コストのうち燃料費の割合が10%~30%を占めており、その影響は深刻です。都では昨年度より燃油価格が一定の基準を超え上昇した場合に補填を行う国の積立金制度について、漁業者が負担する積立金に対する助成の率を引き上げていますが、今後、この助成率をさらに高めるほか、新たに漁協を通じて燃油を購入する場合の経費に対し助成を行うなど、漁業者のコスト負担の一層の軽減を図るとのことです。

島嶼地域では貨物運賃の負担が大きく物価に反映されてしまいます。影響を最小限にするべく町村の皆様と取り組んでまいります。

令和4年6月18日